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2026.05.19
コラム

「木の家は火事が心配」は間違い?家族を守る「省令準耐火」の仕組みと心建築工房の考え方

「木の家は火事が心配」は間違い?家族を守る「省令準耐火」の仕組みと心建築工房の考え方

木の家づくりを検討されている皆様、

「木の家は火事に弱いのでは?」と

心配されたことはありませんか。

 

実は、木の家でも「火災に強い」と

認められる特別な基準があります。

それが今回ご紹介する

「省令準耐火(しょうれいじゅんたいか)」

という構造です。

 

実は今度、お施主様のご厚意で開催する

完成見学会のお家が、この「省令準耐火構造」を

採用しています。

 

お施主様の「家族の安心を第一に考えたい」

という強い想いから実現した住まいです。

 

今回は、家づくり初心者の方にもわかりやすく、

この構造の仕組みやメリット、

そして私たちの考え方をお伝えします。

①省令準耐火構造とは?木の家を守る「3つの壁」

「省令準耐火構造」とは、

住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)が定めた、

火災に強い住宅の基準のことです。

 

簡単に言うと、

「隣の家で火事があっても燃え移りにくく、

もし家の中で火が出ても一定時間は

燃え広がらないように工夫された家」

のことです。

 

この構造を成立させるためには、

主に3つの大きな特徴があります。

 

1. 隣家からの火をもらわない(隣家からの延焼防止)
屋根や外壁、軒裏(のきうら:屋根の裏側部分)

に、燃えにくい材料(不燃材料)を使用します。

 

2. 火を部屋に閉じ込める(各室防火)
火災が発生した部屋から火が漏れないよう、

壁や天井の内側に「せっこうボード」という

燃えにくい板を隙間なく張ります。

 

3. 火の通り道をふさぐ(他室への延焼遅延)
壁の内部や天井裏など、

火の通り道になりやすい部分に

「ファイヤーストップ材」という

火を遮る木材や断熱材を設置します。

 

このように、目に見えない部分に

細かなルールを積み重ねることで、

木の温もりを大切にしながら、

高い防火性能を実現しているのです。

 

①省令準耐火構造とは?木の家を守る「3つの壁」

② 省令準耐火のメリット:家計にやさしく、万が一に強い

省令準耐火構造を採用することには、

主に2つの大きなメリットがあります。

 

1. 火災保険料が大幅に安くなる
これが家計にとって

一番大きなポイントかもしれません。

 

省令準耐火構造の家は、保険会社から

「火災のリスクが低い家」と判定されます。

 

その結果、一般的な木造住宅に比べて、

火災保険料が約半分近くまで

抑えられるケースが多いのです。

 

家を建てた後、何十年と続く維持費を

節約できるのは嬉しいですよね。

 

2. 避難する時間を稼いでくれる
万が一、家の中で火が発生してしまっても、

せっこうボードやファイヤーストップ材が

火の進行を遅らせてくれます。

 

これにより、家族が安全に外へ避難するための

貴重な時間を確保できるのです。

 

「木の家は燃えやすい」というイメージを覆す、

家族を守るための大きな安心材料になります。

② 省令準耐火のメリット:家計にやさしく、万が一に強い

③ デメリットと注意点:コストとデザインのバランス

一方で、検討する際に

知っておいていただきたい「注意点」も

いくつかあります。

 

1. 建築コストが上がる
省令準耐火構造にするためには、

通常よりも多くのせっこうボードを使用したり、

特殊な施工を行ったりする必要があります。

 

材料代だけでなく、職人さんの手間(工数)も

増えるため、建築費用そのものは数十万円単位で

アップするのが一般的です。

 

「保険料の節約分」と

「建築コストのアップ分」を

天秤にかけて判断する必要があります。

 

2. デザインに制限が出ることがある
例えば、

「天井の梁(はり:屋根を支える太い木材)を

あえて見せたい」といったデザインを

希望する場合、

省令準耐火のルールを守るためには、

通常より太くする、見える断面を制限する

などの工夫が必要になります。

 

「木をそのまま見せたい場所」と

「基準を守るための施工」のバランスを、

設計士としっかり相談しなければなりません。

③ デメリットと注意点:コストとデザインのバランス

④ 心建築工房の考え:お施主様の「想い」に寄り添う家づくり

私たち心建築工房では、普段は

標準仕様として「省令準耐火」を

採用していません。

 

その理由は、私たちが大切にしている

「木の質感」と「コストの最適化」にあります。

 

私たちは、無垢の床

(むくのゆか:本物の木の一枚板)や

自社製作の建具(たてぐ:ドアや窓枠)など、

本物の木の香りや手触りを最大限に

生かした家づくりを得意としています。

 

また、住宅ローンの金利や物価高騰が続く中、

できるだけ無駄なコストを抑え、お施主様に

「無理のない予算で、最大限に心地よい暮らし」

を届けることを優先しています。

 

しかし、

今回見学会をさせていただくお家のように、

「どうしても火災に対する安心を最優先したい」

というお施主さまのご希望があれば、

喜んで対応させていただきます。

 

私たちの役目は、私たちのこだわりを

押し付けることではありません。

 

「アパートの寒さや結露から解放されたい」
「子供が走り回っても安心な平屋がいい」
「本物の木の香りに包まれて暮らしたい」

 

こうしたお施主さま一人ひとりの

生の声に寄り添い、プロとして最適な答えを

一緒に見つけることです。

 

今回のお家は、そんなお施主さまの

「こだわり」と、私たちの「性能への想い

(北海道基準の断熱など)」が融合した、

非常に見応えのある住まいになっています。

④ 心建築工房の考え:お施主様の「想い」に寄り添う家づくり

最後に・・・

家づくりには「正解」はありません。
「省令準耐火にするかどうか」という選択も、

家族の価値観やライフプランによって

変わります。

 

もし、「もっと詳しく知りたい」

「実際の木の家の雰囲気を見てみたい」と

思われましたら、ぜひ次回の完成見学会へ

お越しください。

 

省令準耐火を採用しながらも、

木の温もりを損なわない工夫を、

その目で確かめていただければ幸いです。

 

皆様の家づくりが、

心温まる素晴らしいものになりますように。

 

 

完成見学会についての詳細はこちら

【予約受付中】のびやかに暮らす、27坪の平屋の家。完成見学会 in 大刀洗町

最後に・・・