IH・ガスコンロのそれぞれのメリット

IHコンロのメリットは、ガスの基本料金・使用料がかからないところ、
そして、自動消火すること。
そして、お手入れがラクなこと。
また、周りに周囲に油等を飛ばさないのもいいところです。
得意な料理は、煮ること。お湯を沸かしたり、味噌汁や煮物系は、ガスに引けをとりません。
不得意なところは、災害時の停電。
そして、使う鍋やフライパンといった料理器具を選ぶこと。油で揚げたりする際、ガラストップが薄く汚れやすい事。
壊れにくいところは、壊れにくいのですが、電子制御なので、運が悪く2~3年で壊れるところもあります。
IHの中に、ゴキブリが入っていたりとかで、使えなくなります。

ガスコンロのメリットは、停電の際も使えること。
最近のガスは、震度4以上で自動消火したり、時間設定しなかった30分で自動消火したり、賢いです。
デメリットは、パネルの油を飛ばすこと。基本料金がかかる事。
そして、五徳の掃除が面倒な事・・・でしょうか。
鍋やフライパンを選ばないのは嬉しい限りです。キャンプ用に購入したスキレットや土鍋・ホットサンドメーカーなど、使いまわしが出来ます。
得意な料理は、焼くこと。焼き魚や目玉焼き、チャーハンやウインナーの食材の水分を飛ばして、パリッ、カリッの美味しさは、ガスならではです。
半熟のオムレツやフライパンをゆすったりする方には、ガスはおススメです。
料理人や料理研究家は、IHはガスを愛用する方が大半です。火力は、IH<都市ガス<プロパンガスの順で強いのですが、プロの料理人でこだわっているところは、都市ガスが入っているところでも、プロパンガスを入れて調理するお店もあります。
ガス炊飯器を購入する方も、いらっしゃいます。ガス炊飯器のお米は、電気と違って、一気に過熱するので、美味しさが違います。最近のガスコンロには、土鍋でお米が自動炊飯機能もあるので、ガス派は嬉しいです。

面倒な、五徳の掃除ですが、毎日、使用後に食器洗乾燥機に入れています。


部屋干ししない生活

 室内干しをしている部屋としてない部屋では、洗濯物を干している部屋のダニは2倍以上多いです。
 梅雨の時や雨の日に、洗濯物をどこで、どうやって、乾かしていますか。

一番してはいけないのは、カーテンレールに洗濯物をかけること。
カーテンにもカビが生えます。クロスや窓枠にカビが生える可能性もあります。

干す場所を選ぶなら、浴室がベストです。浴室は濡れてもいいように、もともと作ってますから。洗濯物からの水蒸気から、ダニが増えることもありません。
そして、除湿機を置いて、浴室の換気扇をまわすと、より早く乾きます。

洗濯物が多く、また、どうしても部屋干しをする場合に、乾燥にかかる電気代を考えるなら除湿機、時間を考えるならエアコンになります。
エアコンは扇風機(サーキュレーター)と併用すると、洗濯物の間に湿気を滞留させないので、さらに乾燥にかかる時間を短縮でき、電気代を抑えられます。
 思いの他、高いのは、浴室乾燥機。夏場だと、100円前後、冬場だと170円近くかかります。

 浴室乾燥機は、大きな室内で、ずっとドライヤーをかける感じなので、乾燥にはコストがかかります。 また、扇風機だけだと、洗濯物に風を宛てて、洗濯物は乾きますが、湿気を室内にまくので、湿度が上昇し、カビが生えやすい環境になり、よくありません。洗濯機の衣類乾燥ですが、ヒートポンプ式、低温風パワフル乾燥式も高温になりすぎないので衣類の傷みが少ないです。
 しかし、電気式はどうしても高く、熱が上がらず、ダニを死滅させることは出来ません。
(ダニを死滅させるには、60度以上の高温が必要)また、洗濯・脱水・乾燥の3つの機能があるので、機械が複雑になるため、どうしても壊れやすくなります。
 ちなみに、一番いいのはガス乾燥機です。
メリットは短時間で、高温(110度や130度)で乾かすので、ダニを確実に死滅させます。

 ガス乾燥機を使うと衣類についているダニは確実に死滅します。そして、部屋の中のホコリも劇的に減ります。ホコリの成分は、半分以上が繊維くずです。
乾燥機を使うと、我が家の夏の一回の洗濯から1g左写真くらい繊維くずのホコリが発生します。乾燥機で繊維くずを取るので、家の中の繊維くずが少なくなります。
 その結果、家の中のダニも減ります。

 ガス乾燥機を使うと、洗濯物がふんわりします。シワ等出来ないので、Yシャツ等のアイロンも一切不要です。デメリットは、Tシャツやカット―ソーなどの衣類が縮みます。

私が家を建てる際、いろんなわがままを言いました。そして、今思うのは、家を建てて、一番良かったのは、ガス乾燥機です。共働きの方、干す手間、取り込む手間がなくなるので、一日の30分近くの時短になります。喘息等のアレルギーのある方、ホコリが劇的に減るので、アレルギー症状の緩和になるのではないでしょうか。

冬のお風呂。結露・カビ対策について

冬のお風呂の結露・カビ対策について。
結婚した最初の冬、入浴後、夫が窓を開けていました。

主人の実家に行った際、システムバスルームの天井に黒カビが生えていて、驚きました。暮らし方を間違っていたからです。
もしかして、お風呂を上がった後、窓を開けていませんか。もしくは、浴室の扉を開けていませんか?
カビの生える原因は、窓や浴室の扉を開けているからです。

カビが生えて増える原因は、温度・湿度・栄養です。
でも、この3つは同等ではありません。

冷蔵庫でもカビは生えますし、栄養はホコリや水垢だけで十分なのです。
『だから、夜寝る前に窓を開けて換気しています。』という方、でも、その窓を開ける行為がNGです。

窓を開けるということは、浴室内が外気温と同じ温度になります。
すると、どうでしょう。浴室の壁や天井が外気温と同じになって、冷えてしまうため、壁や天井が冷たくなって、結露を起こしてしまうのです。

そして、浴室内のホコリが結露と共に吸い寄せられて、カビの栄養になります。
では、どうしたら、いいのでしょう。

冬は、お風呂全体をあったかくするので、お湯を貯めている間は、換気扇は入れません。
お湯貼りの間、お風呂の蓋は開けておくことも重要です。
入浴時は、お風呂の室温は22度で、湿度96%くらいになります。続けて家の人が入ると、浴室内はあったまっているので、ヒートショックの心配はありません。

入浴の後、お湯を落として、湯上りに60度の熱いシャワーで、浴室の四隅を流しましょう。たまに、水で流して、壁の温度を下げるように見ますが、間違いです。
水で洗うのと、お湯で洗うのでは、どちらが早く乾くか比較すればわかります。
お風呂と洗面所の扉を閉めて、換気扇を回します。これだけです。5~6時間後には、浴室の床までカラカラに乾いています。カビ対策には乾燥が一番です。

乾燥した後は、時々消毒用アルコールでカビが気になる場所へ、スプレーしましょう。キツイカビ取り剤で除去する必要もないので、おススメです。


石油ファンヒーターは使わない。

当社で家を建てる方にお願いしているのは、『石油ファンヒーターは使わないでください』
あなた『えっどうしてですか?エアコンだけだと、部屋って暖まらないですよね』

『昔の家だったり、断熱気密が中途半端な家は、エアコンは部屋の上方だけあったかくなって、下から隙間風が入って、足元は寒く、床は冷たいですよね。
私のところでは、しっかり断熱・気密を取ってますから、エアコン1台で家全体、暖まりますよ。
それよりも石油ファンヒーターだと、一酸化炭素中毒になりますよ。』

完全にエアコンに頼りきってください。今時の高気密・高断熱を謳っている会社で建てた家で石油ストーブ、石油ファンヒーターを使っていたら、

はっきり言います。使い方を間違っていたら、死にます。

石油ストーブ・ガスストーブ・ファンヒーターなどは、室内の酸素を使って燃焼し、排気ガスを室内に出します。
換気をしないでこれらの暖房器具を使い続けると、室内空気が汚染し、酸素濃度が低下してくると不完全燃焼が進み、一酸化炭素中毒を引き起こします。
ちなみにここで言う換気とは換気扇の使用や窓を開けることです。『空気清浄機つけるからOK!』と言った方がいますが、死んでしまう可能性があります。
※空気清浄機には一酸化炭素を除去する機能はありません。

年間4000人の方が一酸化炭素中毒で亡くなっています。ちなみに東京消防庁の調査では、一酸化炭素中毒により救急搬送された人のうち6割以上は、入院が必要とされる中程度以上と診断されています。

一酸化炭素中毒の症状は、軽度ですと、頭痛・だるい・ぼ~っとする・眠くなる・吐き気・耳鳴りがするこれだと風邪ひいたかなと思って、早く寝ようとそのまま寝てる間に、一酸化炭素中毒の症状が重度に進行します。

重度の症状ですと
めまいがする・視界がぼやける・呼吸困難・意識はあるのに手足がしびれて体が動かなくなる・意識低下・死亡

だるくて頭痛くて眠くなったら、そのまま寝ちゃいますよね。でもそのまま寝たら、二度と起きることはできなくなってしまいます。

一酸化炭素中毒は酸欠状態です。酸欠状態は脳にダメージを与えます。そのため、例えば意識が低下するレベルまで行ってしまうと、たとえ助かったとしても後遺症が残る可能性もあります。

また、一酸化炭素中毒の危険性だけでなく、室内の空気汚染で呼吸器に悪影響を及ぼす窒素酸化物や揮発性有機化合物(VOC)でのどが痛くなったり、咳がでるなど、喘息持ちなどのアレルギー体質の方は特に、控えてください。

そして、意外と知られていないのは、これらの暖房機器は室内に『水蒸気が発生』します。灯油1リットルを燃やすと、1.13リットルの水蒸気を室内に発生させます。プロパンガスだと1.63リットルの水蒸気。
相当な水蒸気です。

『結露しにくい樹脂サッシ』『断熱しっかりしている家』でも、窓辺で結露と言う現象で水に変わり、カビやダニの発生を促す原因となります。

ストーブの上にヤカンやお鍋の組み合わせは、昔の家だから、気密のない、窓を開けなくても寒い家だから出来るのです。

 もし、『火を見たい』など石油ストーブに憧れるのであれば、汚染空気を強制的に排気をするペレットストーブやFF式(強制吸排気)のガスストーブなどは、いかがでしょうか?
室内の空気は汚すことなく、火のゆらめきを楽しめます。

アレルギーの天敵。ダニ対策

 日本人の3人に一人は何らかのアレルギーを持っていて、4人に1人がダニアレルギーを持っているそうです。

 最近の家というのは、一年を通じて、ダニの繁殖しやすい環境になっています。
ダニのいない暮らしを実現するには、ダニが生きている条件をなくすことです。

ダニの好きな環境
●エサ
 ダニもエサがないと生きていけません。人のフケやアカ、食べかす、髪の毛、ホコリ、カビ

●温度
 25度前後の高い温度を好みます。20度以下になると動きは弱くなりますが、じっとしているだけです。ダニが死滅する温度は、-10度なので、よほどの北国でないと難しいです。

●湿度
湿度60%以上がダニの好きな条件です。ダニは少々低めの温度でも、じっとしているだけで生きていられますが、湿度は低いと乾燥して干からびて死んでしまうのです。
ただ乾燥する冬でも、部屋の中の布団やコタツなどの高温多湿な場所があれば、増えます。

 梅雨が始まる気温が25度から、湿度が65%以上になる6月から9月にかけて、ダニの大繁殖の最適なシーズンになります。10組のつがいのダニは、2か月後には、3000匹以上、4か月後には約4万5000匹以上にも繁殖します。この時期は、徹底的に、除湿を行うことが、ダニの大発生を防ぎます。
 
 また、ダニは洗濯しても死にません。洗剤入りの水の中に一週間いても、死にません。ただ、卵は別です。卵から一週間でダニはかえります。
卵は洗濯して、洗い流せます。
理想は3日に一度ですが、最低でも一週間に一度、寝具を洗えば、その間に産まれた卵は洗い落とせます。

 部屋干しをしている部屋と、していない部屋では、洗濯物を干している部屋のダニは2倍以上多いです。
梅雨や雨の日に、洗濯物をどこで干していますか。
一番してはいけないのは、カーテンレールに洗濯物をかけること。カーテンにもカビが生えます。クロスや窓枠にカビが生える可能性があります。
干す場所を選ぶなら、浴室がベストです。浴室は濡れてもいいように、もともと作っていますから、洗濯物から、ダニが増えることもありません。

 ダニに対して重要なのはホコリをためないこと。
ホコリ1gに対して約1200~2300匹のダニがいます。室内のホコリだけで、こんなにたくさんのダニがいるのですから、ソファーやベッドは更に多くのダニが潜んでいます。

ダニは、フケやアカ人間の食べかす、ダニの死骸を食べて繁殖します。
裏を返せば、掃除をしてエサを減らせば、繁殖を減らすことが出来ます。ホコリの成分は、繊維(綿ぼこり)、土砂、食物、毛髪、紙片からできています。
何か特別なことをするから出るのではなく、普通に生活するだけで発生します。
ホコリの半分以上は衣類の繊維です。繊維が主成分でフワフワ舞っています。
中には壁や窓などの垂直なとこに張り付き、それが床に落下して他のホコリと一緒になり、人の動きなどのない部屋の隅へ大きな塊になっていきます。
空気中のホコリは、冷蔵庫の上、TV、洗濯機などの家電製品の静電気に誘われます。空気中の小さなホコリには空気清浄機が有効です。

 また、これから家づくりを考える方には、快適に掃除しやすい造りにすることが重要です。
 凹凸の少ない掃除のしやすい間取りや動線に無駄がないような間取りにすること。フロアー内での段差が少ないこと。

扉は、開き戸ではなく、掃除がしやすい引き戸が便利です。また、本棚や収納には、ホコリがつかないように、極力扉をつけること。

使う素材ですが、建具やフローリングは、工場で生産されたビニールを貼ったものは、静電気で帯電しホコリを呼び寄せます。ホコリはダニのエサなので、建具も完全に木製のもの、フローリングも無垢のフローリングといったホコリが付きにくい素材を選ぶこと。
畳などは、セキスイのミグサや、ダイケンの和紙畳などがダニやカビ予防に効果的です。

掃除のしやすさまで考慮した家に住むと、ダニによるアレルギーや喘息の心配もなく、ストレスなく快適に暮らせますよ。

夏の暮らし。ニオイ対策

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まずは臭いが発生する物は、こまめに処分したり掃除をすることが、一番大事。その後は・・・?
『他所の家に行った際、玄関の靴の臭いが気になる。』
『家の中で焼肉をした翌朝、焼肉の残り香がある』そんな住まいは、換気がうまくいっていない家です。家の中の臭いを無くすにはどうしたらいいのでしょうか。
 ①発生したゴミや臭いの元を取り除く
 ②換気をする
nioikisetu.pngその次にするのは・・・空気清浄機や芳香剤・消臭剤なのでしょうか?

一年でもっともニオイを感じるのは、湿気の多い梅雨。高温多湿の九州・・・温度が高く、湿度が高いと嫌な臭いがモワっと立ち込める・・・どう過ごしたら、いいのでしょうか?


湿気と臭いは、仲良しです。空気中に水蒸気が多いとニオイ分子は、空気中にたまりやすくなります。
湿度の低い冬はニオイを感じにくく、梅雨から夏にかけてにおいを強く感じます。
 また、ニオイ分子は通常の温度で液体から気体になりやすく、よりニオイを感じやすくなります。
わかりやすい例として、お鍋やおでん、味噌汁といった、あったかい料理はいい匂いが漂ってきますが、サラダや、アイス、お刺身などの冷めた料理からは、においを感じませんよね。

 主な臭いの発生源は、玄関などからの靴の臭いや、キッチンなどでの調理の臭い、換気扇で除去されなかったいろんなニオイは混じって、そのまま壁やソファーに染み込みます。

nioibunsi.png湿度が高くなると、水分子が空気中の壁やカーテンなどの固体内の水分量の濃度を同じようにしようとする力が働きます。その結果、水分子が壁や、カーテンなどに染み付いたニオイ分子と結合しようと室内に放出します。
 これが梅雨の嫌な臭いの原因です。
では、梅雨のイヤな臭いを取り除くには、何が一番いいのでしょうか?

 ニオイを取り除くのに効果的なのは、空気清浄機よりも除湿です。 ニオイと湿気は分子の相性がよく、くっつくので、除湿すると湿気と臭いの両方を取り除けます。

ニオイが気になる梅雨は、脱臭するチャンスです。天気に合わせて、換気や除湿、エアコン除湿を使い分け、ニオイと一緒に湿気を逃しましょう。

私たちは、寝ている間に、コップ一杯の汗をかくといわれています。
普通は約180~200mlですが、夏になると、約400~600mlもの汗をかいています。湿気が高い中、汗の成分は時間が経つと臭います。

夏の間は、朝起きて、寝ている間に発生させた水蒸気を室外に追い出すため、3時間、エアコンによる除湿しています。
ニオイ防止と寝具のダニを繁殖させないようにするためです。