夏の暮らし。ニオイ対策

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まずは臭いが発生する物は、こまめに処分したり掃除をすることが、一番大事。その後は・・・?
『他所の家に行った際、玄関の靴の臭いが気になる。』
『家の中で焼肉をした翌朝、焼肉の残り香がある』そんな住まいは、換気がうまくいっていない家です。家の中の臭いを無くすにはどうしたらいいのでしょうか。
 ①発生したゴミや臭いの元を取り除く
 ②換気をする
nioikisetu.pngその次にするのは・・・空気清浄機や芳香剤・消臭剤なのでしょうか?

一年でもっともニオイを感じるのは、湿気の多い梅雨。高温多湿の九州・・・温度が高く、湿度が高いと嫌な臭いがモワっと立ち込める・・・どう過ごしたら、いいのでしょうか?


湿気と臭いは、仲良しです。空気中に水蒸気が多いとニオイ分子は、空気中にたまりやすくなります。
湿度の低い冬はニオイを感じにくく、梅雨から夏にかけてにおいを強く感じます。
 また、ニオイ分子は通常の温度で液体から気体になりやすく、よりニオイを感じやすくなります。
わかりやすい例として、お鍋やおでん、味噌汁といった、あったかい料理はいい匂いが漂ってきますが、サラダや、アイス、お刺身などの冷めた料理からは、においを感じませんよね。

 主な臭いの発生源は、玄関などからの靴の臭いや、キッチンなどでの調理の臭い、換気扇で除去されなかったいろんなニオイは混じって、そのまま壁やソファーに染み込みます。

nioibunsi.png湿度が高くなると、水分子が空気中の壁やカーテンなどの固体内の水分量の濃度を同じようにしようとする力が働きます。その結果、水分子が壁や、カーテンなどに染み付いたニオイ分子と結合しようと室内に放出します。
 これが梅雨の嫌な臭いの原因です。
では、梅雨のイヤな臭いを取り除くには、何が一番いいのでしょうか?

 ニオイを取り除くのに効果的なのは、空気清浄機よりも除湿です。 ニオイと湿気は分子の相性がよく、くっつくので、除湿すると湿気と臭いの両方を取り除けます。

ニオイが気になる梅雨は、脱臭するチャンスです。天気に合わせて、換気や除湿、エアコン除湿を使い分け、ニオイと一緒に湿気を逃しましょう。

私たちは、寝ている間に、コップ一杯の汗をかくといわれています。
普通は約180~200mlですが、夏になると、約400~600mlもの汗をかいています。湿気が高い中、汗の成分は時間が経つと臭います。

夏の間は、朝起きて、寝ている間に発生させた水蒸気を室外に追い出すため、3時間、エアコンによる除湿しています。
ニオイ防止と寝具のダニを繁殖させないようにするためです。

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