冬のお風呂。結露・カビ対策について

冬のお風呂の結露・カビ対策について。
結婚した最初の冬、入浴後、夫が窓を開けていました。

主人の実家に行った際、システムバスルームの天井に黒カビが生えていて、驚きました。暮らし方を間違っていたからです。
もしかして、お風呂を上がった後、窓を開けていませんか。もしくは、浴室の扉を開けていませんか?
カビの生える原因は、窓や浴室の扉を開けているからです。

カビが生えて増える原因は、温度・湿度・栄養です。
でも、この3つは同等ではありません。

冷蔵庫でもカビは生えますし、栄養はホコリや水垢だけで十分なのです。
『だから、夜寝る前に窓を開けて換気しています。』という方、でも、その窓を開ける行為がNGです。

窓を開けるということは、浴室内が外気温と同じ温度になります。
すると、どうでしょう。浴室の壁や天井が外気温と同じになって、冷えてしまうため、壁や天井が冷たくなって、結露を起こしてしまうのです。

そして、浴室内のホコリが結露と共に吸い寄せられて、カビの栄養になります。
では、どうしたら、いいのでしょう。

冬は、お風呂全体をあったかくするので、お湯を貯めている間は、換気扇は入れません。
お湯貼りの間、お風呂の蓋は開けておくことも重要です。
入浴時は、お風呂の室温は22度で、湿度96%くらいになります。続けて家の人が入ると、浴室内はあったまっているので、ヒートショックの心配はありません。

入浴の後、お湯を落として、湯上りに60度の熱いシャワーで、浴室の四隅を流しましょう。たまに、水で流して、壁の温度を下げるように見ますが、間違いです。
水で洗うのと、お湯で洗うのでは、どちらが早く乾くか比較すればわかります。
お風呂と洗面所の扉を閉めて、換気扇を回します。これだけです。5~6時間後には、浴室の床までカラカラに乾いています。カビ対策には乾燥が一番です。

乾燥した後は、時々消毒用アルコールでカビが気になる場所へ、スプレーしましょう。キツイカビ取り剤で除去する必要もないので、おススメです。


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