福岡・佐賀の夏。猛暑の夏
暑くなると『2階が暑い』『暑くてキッチンに立ちたくない』『夜寝苦しい』『冷房の効きが悪い』『ジメジメする』『ダニ・カビが気になる』こんなお悩みないですか。
年々、夏の暑さが厳しくなっています。連日のように30度、35度を超え、熱帯夜(26度以上)が続く日も増えてきました。日本列島全国猛暑日が続きますが、九州、福岡・佐賀は、7月、8月の毎日が灼熱地獄。殺人的な暑さです。
一般的には、気温28度以上、湿度70%以上になると、熱中症の恐れがあります。
熱中症で、年間約6万人を超える方が救急搬送されます。そして、ここ数年、毎年1200人から1600人くらいの方が、熱中症で命を落としています。
熱中症患者のの発生場所ですが、日差しが照り付ける屋外よりも、意外にも、
住宅が全体の4割
を超えています。湿気のこもりやすい浴室やトイレ、西日の当たる寝室、二階の寝室などが要注意です。室内で熱中症になった年齢の内訳ですが、65歳以上が5割以上、0~5歳のお子さんが残りの47割を占めています。
歳を重ねると体感が鈍くなります。暑さや喉の渇きをかんじにくくなり、ひどい状態になっても自覚しにくいのです。最近では、
夏にも脳梗塞が多い
こともわかっています。夏に『こまめに水分をとりましょう』と言われるのは、脳梗塞や熱中症を予防するためです。気温が上がったところに、体内の水分が不足し、血液の流れが悪化して、血管が詰まり、脳梗塞が起きやすくなります。
暑い日中だけでなく、
熱帯夜の日は特に注意が必要です。熱帯夜の翌朝に緊急搬送される方は、全体の3割になります。
また、熱中症は猛暑だから起こるというものではありません。梅雨時期の湿度が高いときにも注意が必要です。湿度が高いと、身体の熱をうまく排出できずに、熱がこもりやすくなります。
夏のジメジメ・カビなどが気になる嫌な湿気ですが、湿度が高いジメジメ度が高い家ほど、アレルギーになりやすいです。
除湿機は、水が貯まって捨てに行く手間と電気代のランニングコストを考えた際に、夏はエアコンで、温度と湿度を下げるのが、一番快適に過ごせます。
熱中症で、屋内で亡くなった方のうち9割がクーラーを使用していませんでした。暑いのを我慢して冷房をつけないだけでなく、体感が鈍くなり暑さや喉の渇きを感じにくくなるので、室内に温度計・湿度計を置いてエアコンを入れる目安を意識することも重要です。
断熱は
『冬の北海道でも快適な基準』、
夏の暑さについては、
遮熱・小屋裏換気をしっかり行い『灼熱の九州でも過ごしやすい住まい』
になるように創意工夫しています。
私たちは、お年寄りが家の中で熱中症にならない、そんな家づくりを心がけています。