光熱費の上昇が止まらない

電気代の上昇が止まらない日本全国で、冬の冷暖房費が高く5万、7万、北海道などでは12万・・・悲鳴のようなニュースが連日のようにあります。そんな中、更に、全国各社の電力会社が軒並み値上がり申請していますが、ここ九州では、川内原発と玄海原発の2か所の原子力発電所が稼働しているので、値上げ申請の必要がなく、私たちの生活は大きな値上りを感じないかもしれません。

電気代の内訳

九州電力の燃料調整単価電気代の内訳は、上の図のように、基本料金+電力使用量+燃料費調整単価+再エネ課金になります。

このまま、世界情勢が悪化したり、円安が続いたりすると、火力発電所では石炭およびLNGを使って発電させるので、燃料費調整単価は更に高くなります。ここ九州では6基の原発に対し、3基が稼働中ですが、1基でも稼働が停止すると、東京や東北のように、電気代が1.5倍、2倍になることは避けられません。

不条理な再エネ課金再エネ課金ですが、太陽光発電、バイオマス・地熱・水力で発電した所に対して、一定の期間、売電単価を定めたもので、これは、太陽光を付けてない家、マンションや賃貸に住んでいる方、電力会社から電気を買ってある全ての方が、電気使用量に応じて、支払っています。

値上がり幅の少ない九州電力管内でも、燃料費調整単価再エネ課金が増えたので、4人家族の家で、暖房のない月で、約4640円の値上です。暖房を使う月だとさらに増えて7805円の負担が増えます。これは、1年を通すと、年間75,780円の負担増になります。仮に、このまま燃料調整単価が上がらなくても、再エネ課金は今後も上昇するので、家計の負担はジワジワ右肩上がりです。
 
世界情勢や円安が落ち着いたら、電気代は安くなるんじゃないの?という意見も聞きます。これは、私の考えですが、過去30年以上、今までパン屋さんでも、ラーメン屋さんでも値上げはしても、一回でも下がった事はありません。電気代は今後安くなるという見通しはしないほうが無難です。

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