部屋干ししない生活

 室内干しをしている部屋としてない部屋では、洗濯物を干している部屋のダニは2倍以上多いです。
 梅雨の時や雨の日に、洗濯物をどこで、どうやって、乾かしていますか。

一番してはいけないのは、カーテンレールに洗濯物をかけること。
カーテンにもカビが生えます。クロスや窓枠にカビが生える可能性もあります。

干す場所を選ぶなら、浴室がベストです。浴室は濡れてもいいように、もともと作ってますから。洗濯物からの水蒸気から、ダニが増えることもありません。
そして、除湿機を置いて、浴室の換気扇をまわすと、より早く乾きます。

洗濯物が多く、また、どうしても部屋干しをする場合に、乾燥にかかる電気代を考えるなら除湿機、時間を考えるならエアコンになります。
エアコンは扇風機(サーキュレーター)と併用すると、洗濯物の間に湿気を滞留させないので、さらに乾燥にかかる時間を短縮でき、電気代を抑えられます。
 思いの他、高いのは、浴室乾燥機。夏場だと、100円前後、冬場だと170円近くかかります。

 浴室乾燥機は、大きな室内で、ずっとドライヤーをかける感じなので、乾燥にはコストがかかります。 また、扇風機だけだと、洗濯物に風を宛てて、洗濯物は乾きますが、湿気を室内にまくので、湿度が上昇し、カビが生えやすい環境になり、よくありません。洗濯機の衣類乾燥ですが、ヒートポンプ式、低温風パワフル乾燥式も高温になりすぎないので衣類の傷みが少ないです。
 しかし、電気式はどうしても高く、熱が上がらず、ダニを死滅させることは出来ません。
(ダニを死滅させるには、60度以上の高温が必要)また、洗濯・脱水・乾燥の3つの機能があるので、機械が複雑になるため、どうしても壊れやすくなります。
 ちなみに、一番いいのはガス乾燥機です。
メリットは短時間で、高温(110度や130度)で乾かすので、ダニを確実に死滅させます。

 ガス乾燥機を使うと衣類についているダニは確実に死滅します。そして、部屋の中のホコリも劇的に減ります。ホコリの成分は、半分以上が繊維くずです。
乾燥機を使うと、我が家の夏の一回の洗濯から1g左写真くらい繊維くずのホコリが発生します。乾燥機で繊維くずを取るので、家の中の繊維くずが少なくなります。
 その結果、家の中のダニも減ります。

 ガス乾燥機を使うと、洗濯物がふんわりします。シワ等出来ないので、Yシャツ等のアイロンも一切不要です。デメリットは、Tシャツやカット―ソーなどの衣類が縮みます。

私が家を建てる際、いろんなわがままを言いました。そして、今思うのは、家を建てて、一番良かったのは、ガス乾燥機です。共働きの方、干す手間、取り込む手間がなくなるので、一日の30分近くの時短になります。喘息等のアレルギーのある方、ホコリが劇的に減るので、アレルギー症状の緩和になるのではないでしょうか。

冬のお風呂。結露・カビ対策について

冬のお風呂の結露・カビ対策について。
結婚した最初の冬、入浴後、夫が窓を開けていました。

主人の実家に行った際、システムバスルームの天井に黒カビが生えていて、驚きました。暮らし方を間違っていたからです。
もしかして、お風呂を上がった後、窓を開けていませんか。もしくは、浴室の扉を開けていませんか?
カビの生える原因は、窓や浴室の扉を開けているからです。

カビが生えて増える原因は、温度・湿度・栄養です。
でも、この3つは同等ではありません。

冷蔵庫でもカビは生えますし、栄養はホコリや水垢だけで十分なのです。
『だから、夜寝る前に窓を開けて換気しています。』という方、でも、その窓を開ける行為がNGです。

窓を開けるということは、浴室内が外気温と同じ温度になります。
すると、どうでしょう。浴室の壁や天井が外気温と同じになって、冷えてしまうため、壁や天井が冷たくなって、結露を起こしてしまうのです。

そして、浴室内のホコリが結露と共に吸い寄せられて、カビの栄養になります。
では、どうしたら、いいのでしょう。

冬は、お風呂全体をあったかくするので、お湯を貯めている間は、換気扇は入れません。
お湯貼りの間、お風呂の蓋は開けておくことも重要です。
入浴時は、お風呂の室温は22度で、湿度96%くらいになります。続けて家の人が入ると、浴室内はあったまっているので、ヒートショックの心配はありません。

入浴の後、お湯を落として、湯上りに60度の熱いシャワーで、浴室の四隅を流しましょう。たまに、水で流して、壁の温度を下げるように見ますが、間違いです。
水で洗うのと、お湯で洗うのでは、どちらが早く乾くか比較すればわかります。
お風呂と洗面所の扉を閉めて、換気扇を回します。これだけです。5~6時間後には、浴室の床までカラカラに乾いています。カビ対策には乾燥が一番です。

乾燥した後は、時々消毒用アルコールでカビが気になる場所へ、スプレーしましょう。キツイカビ取り剤で除去する必要もないので、おススメです。